社会福祉法人 小原慶福会 児童養護施設 青雲荘

青雲荘について

青雲荘とは

青雲荘は、JR盛岡駅から約4km、中津川のほとりに位置する児童養護施設で、市内中心部にも近い静かな住宅地にあります。明治39年創立と岩手県内で最も古い福祉施設であり、平成24年に鉄筋3階建ての新施設へ全面改築されました。現在、10~12名の小規模ユニット形式で運営され、1~4人部屋を年齢に応じて用意。お互いに助け合いながら明るく暮らしています。

乳児を除いて、保護者のいない児童、虐待を受けている児童、その他環境的理由(親の死亡や疾病、入院、離婚、経済的理由など)で家庭生活が困難な子どもたちを受け入れ、養護と退所後の自立支援を行っています。

青雲荘施設運営理念

私たちは、創始者の『仁愛』を基調として、
「思いやり」「感謝」「奉仕」 という三つの心を持って日々養育に当たっています。

この三つの心は、子どもたちが現在、そして将社会に出て良好な人間関係を
築いていく上で最も大切な心となるものと信じ、
子どもたちにもこの三つの心が育つよう支援しています。


青雲荘施設運営方針

私たちは、入所している子どもたちの権利擁護を図るとともに、子どもたちが自分を大切にする心を育み、自らが権利の主体者として意見を発し、安心安全な生活が送れるよう支援しています。

そのために、子どもたちが心身ともに健やか育成されるよう、子どもたちの能力に応じた自立した生活を営みことができるよう良質かつ適切なサービスの提供を心がけています。 入所児童の福祉向上のみならず、地域社会の福祉ニーズに目を向け、地域の方々にも施設機能を活かした福祉サービスを提供しています。

青雲荘倫理綱領

社会福祉法第3条サービスの基本理念に則り、入所児童の人格と人権を尊重し、子どもの最善の利益を最優先する援助・支援を保障し、子どもたちの健全な心身の育成に努めます。

1
私たちは、子どもの人権を守り、心身を健やかに育むとともに、おのおのの自分を大切にする意識の向上をはかります。
2
私たちは、子どもをあるがままに受けとめ、子どもとの信頼関係を大切にします。
3
私たちは、子どもに関わるさまざまなきまりを守り、最良の養育実践を行うために専門性を高め、サービスの質の向上をはかります。
4
私たちは、施設の専門知識・技術を活かし、地域社会に協力、子育て支援に努めます。

青雲荘行動規範

1
私たちは、子どもに対して、適切な関係の保持に努めます。
2
私たちは 、子どもの人格を尊重し、子どもの主体的な意思や自己決定の過程を支援します。
3
私たちは、子どもの人格を尊重した呼称を基本とし、子どもの訴えなどを真摯に受けとめます。
4
私たちは、子どものプライバシーの保護を図るとともに、個人情報を他に漏らしません。
5
私たちは、子どもが安心し、安全・安定した生活の営みが得られるよう援助・支援を図るとともに、施設における生活環境づくりに努めます。 

沿革

 

明治39年 小原源八、明治37年、38年東北地方大凶作となり路頭に迷う子女続出の惨状を見るに忍びず、一身を挺してその救済にあたり、翌39年加賀野新小路に盛岡孤児院を創設
大正1年 孤児の増加と成長に伴い院舎狭隘となり院舎改築工事に着手
大正2年 新院舎落成し、現在地に移転
大正2年 内務大臣・原敬氏、堤岩手県知事外4名、本院を視察
大正2年 伯爵・南部利淳氏、本院を視察
大正15年 孤児院を改め、「財団法人岩手養育院」として認可
昭和2年 大正天皇御大葬用物件拝受
昭和3年 付属養老院舎(養育院隣地)新築。収容者全員移転する
昭和6年 盛岡市加賀野北井崎に「無料宿泊所」創設
昭和7年 財団法人岩手養育院に、岩手養老院の併設設置認可
昭和12年 「太陽託児所」(育児院後方)併設
昭和12年 中央本館完成。育児院の改修、竣工
昭和21年 初代院長小原源八氏死去に伴い、2代目院長小原紀一就任
昭和23年 児童福祉法により認可
昭和30年 社会福祉法人小原慶福会と改組
養護施設「青雲荘」、養護老人ホーム「清和荘」の二施設経営とする
昭和30年 3代目院長小原直太郎就任
昭和30年 4代目院長小原良子就任
昭和31年 社会福祉法人小原慶福会青雲荘認可。理事長小原紀一就任
昭和33年 収容50名認可
昭和39年 理事長小原紀一死去に伴い、4代目院長小原良子理事長兼任
昭和44年 新院舎完工
昭和62年 5代目院長小原宏二就任
平成3年 理事長小原良子死去
平成4年 第3代理事長に5代目院長小原宏二就任
平成4年 6代目院長小原隆就任
平成5年 分園・睦ホーム開園(平成14年3月閉園)
平成9年 私的地域子育て支援事業開始
平成12年 インターネットホームページ開設
平成16年 小規模グループケアホーム開設
平成18年 社会福祉法人小原慶福会創立百周年記念式典挙行
平成21年 7代目院長佐藤孝就任
平成22年 理事長小原宏二死去に伴い、4代目理事長に小原隆就任
平成23年 平成23年度耐震化等特例事業補助金により、全面改築着工
平成24年 新院舎完成
平成24年 改築工事落成式典・祝賀会挙行
平成27年 入所定員44名認可
平成28年 5代目理事長に7代目院長佐藤孝就任
令和元年5月 分園型小規模グループケアホーム「るりホーム」開設
令和6年4月 分園型小規模グループケアホーム「かなりあホーム」開設

施設概要

経営主体 社会福祉法人 小原慶福会
設立 明治39年7月6日
定員 44名
構造 鉄筋3階建て
敷地面積 2432.84㎡
建物面積 1550.71㎡
職員構成 院長 1名 / 事務長 1名 / 院長補佐(兼基幹的職員)1名 / 家庭支援専門相談員 2名(うち1名は里親支援業務兼任) / 個別対応職員 1名 / 心理療法士 1名 / 児童指導員 4名 / 主任保育士 1名 / 保育士 8名 / 小規模グループケアホーム専任職員 6名 / 看護師 1名 / 栄養士 1名 / 特別指導員 1名 / 調理師 4名 / 本園管理宿直員 3名 / 小規模グループケアホーム宿直員 4名

アクセス

バス

盛岡駅東口バスターミナルから

 

11番 松園山岸線
松園ニュータウン行乗車 約20分
中央公民館前下車 徒歩約8分

 

12番 浅岸線
水道橋行乗車 約20分
加賀野公民館前下車 徒歩約1分

 

13番 新庄線
つつじヶ丘団地行乗車 約20分
附属中学校前下車 徒歩約5分

青森方面から
盛岡バイパス(国道4号線)附属中学校前交差点を左折、最初の信号(コンビニ角)交差点を左折し、約100m先右側の石門を入る。

 

仙台方面から
盛岡バイパス(国道4号線)附属中学校前交差点を右折、最初の信号(コンビニ角)交差点を左折し、約100m先右側の石門を入る。